服を着ないってことはバスタオルだけってことで…。



部屋中がそれなりに暖かいから裸でいても平気なくらい…。



ドキドキしながら王子君の部屋に入った。



下だけ履いてる王子君はベッドに座ってメールを入れてた。



あたしを確認してからパタッと携帯を閉じ、手招き…。



その仕草に体が熱くなる…。



王子君の足の間に入ると柔らかく笑われた。



「本当に服着てない」

「王子君が着なくていいって言ったんじゃないですかぁ~…」

「ははっ!!そうだけどさ。マジで実行してくれるとは…」



片手でバスタオルを押さえ、もう片方の手で顔を隠した。



引き寄せられた体は抱き上げられ、すっぽりと王子君のテリトリー…。



「白いな~、姫の肌」

「いつもと違って明るいです…」

「見せてよ、姫の全部…」



今日の王子君は卑怯っ…。



もうわけわかんない…。



「今日は最後まで起きててな?」

「へっ!?あっ…」



このまま溺れることにする。