王子と姫が出会いました。

泣きすぎて頭が痛くて…。



蘭ちゃんからの着信も出るに出れなかった。



王子君はあたしを好きでいてくれてる…。



でもやっぱり今は受け付けない。



いつも心の中にあった暖かい気持ちが、今は冷たい…。



王子君を想うと、ご飯なんか食べなくても平気なくらい胸いっぱいになってたのに…。



許すことができない…。



次の日も休みで、ベッドから出る気分になれなかった。



『本当にごめん…。姫を好きな気持ちにウソはないから。信じてもらえなくても俺は姫だけが好き』



王子君から送られてきたメールにも返事を書けなかった。



気持ちが揺らいでる?



このまま王子君を嫌いになっちゃうの?



そんなのヤダ…。



ろくにご飯も食べなかった日曜日。



月曜日には腫れた目のまま学校へ行った。



「おはよう、蘭ちゃん…。電話でなくてごめん…」

「訳は知ってる。あたしもそこにいたから」

「えっ!?」

「あたしから見ても王子は悪くないよ。でも…あたしが姫だったら許せない…」

「蘭ちゃっ…くっ…」

「サボるよ」



あの日から泣きっぱなしだ…。