王子と姫が出会いました。

きっと機嫌を損ねたんだな…。



「それならあたしと付き合ってよ」

「はぁ?」

「王子が彼氏になれば会いに来てもいいでしょ?」

「静香…。お前バカか?帰れって言ったんだけど。なんで付き合えって話しになんの?」

「王子が欲しくなった」



うわぁ~…。



めんどくせぇヤツ~…。



なんでも手に入ると思ってる…。



「本命いるから悪いけど」

「ぶっ潰す」

「そんなことしたら俺がお前を潰す」

「じゃあね、バイバイ」



なんかされそうな予感…。



姫に被害が及ばなきゃいいが…。



静香が出てって閉まった玄関の音と一緒に飛んできたクッション。



「いでっ…」

「姫になんて説明すんだよ」

「ありのままを…」

「姫にウソは着かないんだよな?」

「はい…」

「王子が言わないならあたしが言うから。そういうの見過ごせないたちなの、あたし」



さすが昔かたぎの任侠一家…。



なんて説明しよう…。



蘭子に言われる前に自分で謝ろう。