王子と姫が出会いました。

確かにあの初めて以来、全くそんな雰囲気にはなってない。



王子君からしてみたら我慢してるんだよね…。



口には出さないだけで、きっとあたしがストーカー被害にあったり、補修だったりしたからだ…。



優しいなぁ…。



「王子君のお家に行きます」

「マジで!?いいの!?」

「早く行きましょう…」



心臓がバックバク言ってる。



でも王子君は優しいもん。



大丈夫、大丈夫…。



手を繋ぎ、王子君の家まで歩こうとしたけど距離がありすぎることに気づき、タクシーを捕まえた。



「贅沢しすぎですよね…」

「大丈夫、叔父さんに払わせてやる」

「えっ、いいんですか?」

「いいの、あの人、今俺に逆らえない立場だから」



なにをしたんだろう。



あの冬次さんより王子君が上に立つなんて相当なことをやらかした模様です。



お言葉に甘え、王子君のマンションまで帰ってきた。



シーンとしてる部屋の中で、聞こえるのはあたしの心臓の音。