王子と姫が出会いました。

仕方なく足を運んだ社員食堂。



「うわっ!!ポスターのっ!!」

「あっ、お世話様です」

「今からご飯ですか!?」

「えぇ…。でもシステムがイマイチ…」

「ココで注文したらそこにIDかざすだけですよ」

「そう、ありがとう」

「いえっ!!」



顔が真っ赤なんだけど気にしない。



腹減ったからな。



「焼き魚定食」

「あいよ~」



メシを食うのもひとり。



隅の方でモグモグしてたら急に静かになった。



顔を上げると社長である叔父さんの姿。



社員が立ち上がり、一斉に頭を下げる瞬間は変な宗教かと思った。



カツカツ歩いて俺の目の前に座った社長さん。



「どんだけ怖がられてんだよ、アンタ」

「威厳がなきゃ成り立たないだろ?腹減ったぁ~…」



リュウさんが叔父さんのメシを運ん出来て。



そんなリュウさんも叔父さんの隣で昼メシです。



「スーツ、堅苦しいんだけど」

「お前はダメ。歩く宣伝商品だから」

「他に売れてるヤツでも使ったらいいのに」



それだと『特別感』に欠けるんだとさ。