王子と姫が出会いました。

王子君のインタビューは周りの大人が関心してた。



学校では怖がられてる暴れん坊なのにな…。



ここではちゃんとした男の顔…。



王子君が遠く感じてしまう…。



「それじゃあそろそろ若者らしい質問に移っていいかな?」

「若者ですか?」

「彼女はいますかとか、好きな子はとか、初恋はとか?」

「はははっ!!全部コレです」



そう言って隣に座ってたあたしの頭に手を置いた。



赤面してしまうんですけど…。



人前でそんな恥ずかしい…。



「それは載せない方がいいかな?敵が増えそうだからね」

「お願いしますよ。もういいですか?」

「えぇ、ありがとうございました」



やっと終わったお仕事は赤面して終わった。



これでもう自由時間です!!



だけど王子君の雰囲気がなんだか…。



「どう…しましたか?」

「姫の部屋行っていいか?」

「はい…?」



なんだかいつもの王子君と違う…。