王子と姫が出会いました。

叔父さんはきっと寂しかったんだ。



信頼する兄と姉を一気に失って。



俺も叔父さんに頼りっぱなしだった。



これからは俺が叔父さん孝行できるといいな…。



「叔父さんって呼ぶのやめろよ?」

「じゃあなに?冬次?」

「生意気」



これからもっと家族になれたらイイと思う。



残されたもの同士、仲良くしていきたい。



「準備できました!!」

「なんだお前…。今日は小悪魔的な…。マジで食われても文句言えねぇぞコラ…」

「王子君…?」

「こんな企画受けなきゃよかった…。生き地獄って本当にあるんだな…」

「あの…」

「今日、マジで襲う気がする…。本当にもう限界だ…。でも避妊しねぇとまずいよな…。叔父さん持ってっかな…」

「何ぶつぶつ言ってるんですか?」



これから俺はどんな人生を歩むのかわからない。



だけど隣には姫がいてほしい。



そして、俺を見守ってくれるのは、今そこで仕事の電話してる叔父さん。



絶対このふたりは俺の人生には必須だから!!