王子と姫が出会いました。

ゆっくりとキスしたら、カワイイ声が出た。



「んっ…」

「おはよう」

「うん…」



寝ぼけてる姫は目も開けないまま返事をした。



どうやって覚醒させようか…。


もっと深いキス…。



このまま起きなくもいいけど…。



「姫、起きる時間」

「ふぁっ…」

「起きないとこのまま揉むよ~」

「揉む?えっ!?王子君っ!!な、なんでっ!!」

「モーニングコールでも起きないからって叔父さんが」



焦って飛び起きた姫が超慌ててる。



本当にカワイイ…。



「着替えてエントランスですよね!?」

「俺も着替えるから部屋で待ってる」

「はいっ!!」



隣の部屋に戻ると叔父さんがタバコを吸ってた。



着替えは適当に薄着で。



「王子、そろそろ本当に養子にならないか?」



窓を眺めながらそう言った叔父さんの声は真剣だった。