王子と姫が出会いました。

恥ずかしそうに歩いてくる姫がマジでカワイくて…。



抱きしめたい…。



白い肌が焼けないように日傘を受け取ってる…。



「お前ヤバい…」

「王子君も…いつもとちょっと違うです…」

「抱きしめたいけどそんなことしたら絶対叔父さんに殺される…」

「こんなに人がいっぱいのとこでやめてくださいね?」



本当に人間なんだろうか…。



マジでカワイくてどうしようもない…。



頭がおかしくなりそうだ…。



ふわっとした雰囲気の姫がいつも以上にフワフワしてる…。



プールサイドを適当に歩いてたら写真を撮られてることに気付いた。



「ごめん、いい絵だったからつい…」

「いえ、別にいいです…。それよりまだですか?」

「もうすぐだよ」



そのあとの撮影は特に何もなく終わった。



姫を緊張させないようにとかなり和やかな雰囲気で。



叔父さんもかなり強力してくれて、本当に初めてなのかってほどにスムーズだった。



「明日は海に行くから」

「了解です」

「それじゃあみんなでご飯でも行こうか」




俺は姫とふたりになりたかったのに…。



でもこれは付き合いなので仕方ない…。