俺と姫はなれない飛行機で2時間たった時にはもう疲れてきた。



叔父さんは全く話さずに仕事をしてて…。



「少し寝ようか…」

「そうですね…」



南の島に着くまで、俺たちは爆睡した。



そして起こされた時には全く違う景色。



「「着いた~!!」」

「はしゃぐな、恥ずかしいから」



ここで姫とデートなんて本当にうれしい…。



だけどさ。



なんでだろう、黒服のボディーガードが着いてきたのは…。



「叔父さん…?」

「気にするな。撮影が終わるまでだから」

「そう…」



仕事が詰まってるのに俺に付き添ってくれる叔父さんには本当に感謝する…。



でも息が詰まる…。



この人たちに。



「いいか?クールキャラで行けよ?イメージ壊すなよ?」

「わかってるって」



今回は今までにはなかった撮影。



叔父さんの会社専属モデルをどうしても特集したいってのが今回の目的らしい。



でも俺、モデルでもなんでもなく、いち高校生なんだけどな…。