王子と姫が出会いました。

温かい一面を見たあたしもそろそろ帰ろうと、支度を始めた。



「帰んの?せっかく明日休みだしバイトもねぇのに…」

「寂しいんですか~?」

「ひとりのベッドはさみぃじゃん…」

「なんですか、ソレ。はっきり言ってくださいよ」

「帰っちゃヤダ…」



ズキュ~ン…。



カワイすぎますっ…。



「帰るのやめました…」

「じゃ、寂しいのイヤだから風呂も一緒に入ろ?」

「やっぱり帰ります」

「ウソっ!!調子に乗った…」



この前、寸前でやめてくれたことには本当に感謝してます。



それと同じくらい罪悪感もあります…。



わけわかんないくらい頭がポーッとしてたし…。



いっぱいいっぱいでよく覚えてないけど、王子君は優しかった。



我慢させてることもわかってます。



でもやっぱり勇気が出ないんです…。



「王子君?」

「ん~?」

「我慢ばっかりさせてるあたしのこと…嫌いになりますか…?」

「…………まさか」



チュッとオデコにキスされた…。