王子と姫が出会いました。

姫も相当うまいらしく、肉ばっかり集中して食ってた。



そして爆睡した瑞紀を置き去りにして帰った自分ち。



久しぶりにひとりの時間は思ったよりも寂しくて…。



瑞紀は心の寂しさを埋めるためにここに住んでて、いつしか俺も瑞紀の存在が当たり前になってたのかも。



さっき別れたばかりの姫は今頃風呂にでも入ってんのかな?



もうデレたっていいって言われたし。



元に戻ってラブラブっスよ。



シャワーを浴びて、布団に入った後にメールを入れた。



『もう寝た?』



数秒で帰ってきたメールには写メがついてた。



は…?



バカかお前。



『すぐ消せ』

『イヤです!!カッコイイから』



それは俺の王子様姿の写メだった。



有り得ない、バカ姫。



でもプロポーズすんなら、あんなにあっさりしたのはイヤだな。



ちゃんと考えてプロポーズしよう。



その時まで、ずっと姫にデレデレできてたらいいな、と思いました!!