王子と姫が出会いました。

ヘコんだらなんだか体が重くなってきた…。



マジでダメージがデカかったらしい…。



姫のバカヤロー…。



「おい、大丈夫か?」

「瑞紀~…。俺って生きてる価値ねぇんだよ…」

「は!?意味わかんね。熱でもあんじゃね?」



額にピトッと触れた瑞紀の手が気持ち良かった。



水仕事の後っぽいな~…。



「ヤバ…そう…なんですけど…」

「は?そんなわけあるか。風邪とかひいてねぇもん」

「殴られたからでは?」



あっ…………。



言われてみると体が熱い。



そんなにヤワじゃねぇんだけどな…。



「ちょっと待ってろよ?」



瑞紀が店長に話しをしてた。



そのまま店長が俺を裏に連れて行き、身ぐるみ剥がされてしまいました…。



「明らかに腫れてんだけど…」

「うわっ、マジだ…」

「今日はいいから帰って寝るか医者行け。ムリそうなら実家帰れよ?」

「骨イッたかな?」

「知るかよ!!どのくらいいてぇ?」



平気だと思うんだけど…。