そのまま王子君のバイトが終わるのを待った。



今日はラストまでで、しかも片付けを手伝わされた。



「姫と一緒に食いてぇからコンビニメシにしよ」

「王子君…」

「ん?」

「帰らないでって言ったら…また怖いことする?」

「姫、不安なの?」



王子君が久しぶりにあたしの心を読んでます!!



勢いよく頷いた。



その瞬間、道端なのにギュッと強く抱きしめられ、耳元で聞こえた王子君の甘い声…。



「そばにいてあげる」



その声にクラッとしてしまった。



王子君はやっぱりカッコイイ…。



大好き…。



「いつ食わせてくれんだか」

「はい!?」

「ウソ。でも姫の初めては俺のもんだからな」

「あっ…はぃぃぃ~…」



王子君に近づきたい。



少し大人の勉強をしなきゃいけないですか?



「佐和先輩みたいなことするの?」

「あんなもんじゃねぇよ。もっとグロい」

「グロ!?」

「ははっ!!まぁ楽しみにしとけ」



楽しみじゃないですよ~…。