王子と姫が出会いました。

いつもは遠慮してるキスですら、本能のまま。



少し開いた隙間から空気を求める姫の苦しそうなこと…。



でもやめてやる気なんか更々ない。



少しは俺の気持ち、考えてもらう。



いつもと違うキスから逃げたいのか、弱い力で胸を押して来る。



「ホント、カワイイな…」



掴んだ姫の腕は頭の上で押さえ付けた。



でも酸欠になられたら困るので、そのまま首に唇を這わせた。



ビクッと跳ねた姫の体。



姫的に予想外だっんだろう。



でもまだやめないから。



「はぅっ…」



軽く吸っただけでうっすらキスマークがついた。



白い肌に映える…。



「怖い?」



コクコクと頷いた姫は涙を流してる。



カワイイな、姫は…。



「こんなもんでビビッてたら、先に進めねぇじゃん?」



イヤイヤと首を横に降る姫は本当に必死。



可哀相だけど…マジカワイイな。



あれ、俺ってなんかSっぽい…?