なのに柳沢さんはひとりの方がはかどるから邪魔だと…。



出来る男ってのは、やっぱりなんか違います。



「お嬢の食事を他の方に任せるわけにはいきませんから」



サラッとあしらわれた。



ので、海に行きま~す!!



先に海に入ってる姫と蘭子。



瑞紀はひたすら焼こうとしてて、砂浜に寝転んでる。



「お前見た?」

「姫の水着姿か?まぁ姫らしいっつーか。蘭子と真逆って感じ~」



それはなんだ?



幼児体型とでも?



「王子君です!!お手伝いは終わりましたか?」

「あ、うん…。いらないって言われたから…」

「海、冷たいです!!舐めたら辛いの!!」



プカプカ浮いてたはずの姫がいつの間にか陸に来てて…。



水玉模様のカワイイ水着が姫のカワイさをより引き立ててる。



どうした、その量は。



直視できねぇ…。



「真逆だったろ?」



ニヤニヤする瑞紀にイラッとして、取り合えず踏み付けた。



俺の姫を見るんじゃねぇ…。