数分後、疲れ果てて終わったケンカ…。



「王子の蹴りは相変わらず強烈…」

「瑞紀も力強くなってね?」

「そうか?王子には負けたくね~」



仲直りしたんでしょうか…。



少しだけケガしてるふたりに寄ってみた。



「み、瑞紀君…」

「ん?」

「ごめんなさい…。でも…蘭ちゃんとは友達だから…」

「俺もごめん。姫の立場だったらイヤだもんな。確かに俺が軽率だし」



落ち着いてくれてよかった…。



別荘の話し、出していい?



「話し変わりますけど、おふたりのバイト休みはいつですか?」

「なんで?」

「夏休みなので蘭ちゃんちの別荘に行きましょう!!」

「俺行く~!!」



王子君は行く気満々で、瑞紀君はどうでもよさそうです。



連れて行けそうです!!



「大学生がバイトに入るから俺ら結構休みだし」

「海の近くみたいですよ」

「念願の姫と旅行~!!」



瑞紀君と蘭ちゃんがどうにかなることを祈って。



旅行に行きまぁす!!