王子と姫が出会いました。

キッチンに立つ王子君の背中に無性に抱き着きたくなる…。



いつもごめんなさい…。



「なにっ!?包丁あぶねぇから!!」

「王子君になら…なにされたっていい…」

「はい…?」

「好きです。王子君になら意地悪されても、変なことされても。きっと好きな気持ちはなくなりません」

「急になに言ってんだよ…。そんなこと言われると照れるんですけど~」

「だから気を使ったりしなくていいの。王子君のペースに合わせてみたい…」



あたしだって、王子君のこと喜ばせたりしたい。



いつもなにかをもらってばっかりの気はしてたもん…。



だからあたしも王子君になにかを返したいです…。



「じゃあ今から一緒に風呂入って、朝まで俺とエロいことする?」

「え゙っ?」

「俺に合わせたらそんなもんだよ。だからいいの。俺が好きになったのはそのままの姫だから」



キュ~~~~ン…。



やっぱり…大しゅき…。



王子君、あたしの王子様みたい…。