王子と姫が出会いました。

マ~ジでドキドキしたぜ。



やっばいな、姫さん。



無意識に触ったのかよ…。



「俺にも触らして」

「えっ!?どこを!?」

「おっぱいとか?」

「…………」



えっ、冗談だったんだけどな…。



真顔で遠い目をして、全く動かなくなっちゃったよ…。



その反応は拒否られるよりショックデカいんだけど~…。



「今の…冗談だからね?」

「よかった!!あたしお風呂掃除してきまぁす!!」



姫って侮れねぇ~…。



こんなタイプのヤツに今まで出会ったことがありません。



よって、攻略の仕方がわからない。



姫って変わり者か?



「キャァァァァ!!」



ボサッとそんなことを考えてたら姫の叫び声を聞いたので、風呂に駆け付けた。



「どうした!?」

「冷たいっ…シャワーが…」



ずぶ濡れの姫にズッキュ~ン…。



頭から水を被った姫がカワイくてたまらない。



理性には従わないことにする。



ヘタレな俺、バイバイじゃ。