広いワンルームのベッドの上でイチャイチャ。



このまま押し倒してやりたい…。



姫はどんな声で鳴くのかな…。



絶対カワイイはず。



でもさ、触れるだけのキスしかできねぇ俺はただのヘタレよ。



今まではこんなことなかったのに。



他の女なら触れるのに…。



姫だけは特別すぎて触れない!!



「王子君!!」

「んぁ?」

「今日は買い物に行く約束です!!」

「まだいいだろ~…。外暑いもん」

「くっついてれば家の中でも暑いですけど」



姫は相変わらずカワイイ。



一日中くっついてても飽きないっス。



大好きだ、姫。



「姫は俺とくっついてんのイヤ?」

「イヤですっ!!今は買い物優先です!!」

「冷てぇな~…」



俺泣いちゃうよ?



俺の腕から抜け出た姫はベッドから飛び降り、冷凍庫からアイスを取り出した。



「食べたら行きましょう!!」

「うん、食ったら行く」

「デートですね」



それでははりきっちゃいます。