王子と姫が出会いました。

そんな俺にも危機が訪れた。



「お前がやったんだな?」

「俺じゃねぇよ!!どこにそんな証拠あるんだよ!!」

「見た生徒がいるんだ!!」



コレは腹いせってヤツだと思う。



前に俺が報復した2年の中のひとりの財布がなくなったんだって。



で、俺が犯人の汚名を着せられようとしてる。



「俺はやってねぇ!!」

「じゃあ4時間目はどこにいたんだ?授業に出てないじゃないか」

「サボりだ、普通に」

「そんなのが通用するか!!」



蘭子と姫の人生について語ってただけじゃねぇか!!



誰も信じねぇ…。



「どうすりゃ信じんだよ…」

「日頃の行いも改めるいい機会だと思え。城野は停学に決まった」



なんでなにもしてねぇ俺が停学なんだよ…。



ふざけんな…。



「俺はやってねぇって言ってんだ」

「決まったんだ。諦めろ」

「認めろってことかよ…」

「潔白が証明できないからな」



理不尽過ぎて…。



俺の信用のなさにも頭に来た。



もういい、ぶっ壊す…。