王子と姫が出会いました。

王子君がいつも飲んでるグレープフルーツ100%のジュースを目の前に置かれた。



「ごめん…」

「あたしは怒ってないです…」

「俺も怒ってない」

「怒ったもん…」

「怒ってない!!姫が無防備なだけだろうが!!」



む、無防備?



ってか…やっぱり怒ってるじゃんか…。



「もう帰る…」

「何時だと思ってんだよ」

「王子君が怒るんだもん!!あたし、なにしたかわかんない!!」

「我慢してんの。変なことしねぇって約束したから!!」

「はい?」

「はっきり言うからな!!すっげぇキスしたい!!」



そう言った王子君は、今まででいちばんカワイく見えた。



なにも言えずに見つめ合うこと数秒…。



徐々に顔が赤くなってくあたしと王子君…。



「ごめん、今の忘れて…」

「べ、別にイヤじゃないです…」

「ん?今のは幻聴?」

「イヤじゃないっていいました!!」

「じゃあするよ?」

「ど、どうぞ!!」



キスって…。



どうすればいいの!?