あたしの家が見えてきた所でたいちゃんの後ろ姿を見つけた。 とぼとぼ歩いているたいちゃん あたしは最後の力を振り絞りたいちゃんに近づいた。 「たいちゃん!!」 たいちゃんの腕をつかむ。 たいちゃんは驚いた顔であたしを見た。 「待ってよ…」 潤んだ瞳であたしを見るたいちゃん。 なんでそんな顔してんの… 「たいちゃん。あのね」 あたしが謝まろうとした時 「なんで来てんだよ!」 たいちゃんが怒鳴った。 えっ? なんで? なんで…怒ってるの?