そこで言葉を切る咲良先輩が、とても悲しい顔で呟く。 「これ以上どうすればいいのかわからない……」 そう言って、俯いた咲良先輩の瞳から涙が落ちる。 その姿は本当に見ていられないほど悲しそうで、私は思わず視線を逸らす。 「違いますから」 「え?」 「昨日のことは、なんでもないんです。私、青空先輩のことを好きじゃないです。青空先輩も私を好きなわけではありませんから」 「いいよ、別に」 視線を外して、そう言った私に咲良先輩の柔らかい声が聞こえる。