まあ、もうこの際どっちでもいいんだけど、その顔で私を呼び出した。
廊下の端まで歩いて行き、突然私を振り返り見るその顔はやはり怒っているようで。
「お前、なんのつもりだよ」
なんのつもりとは……。
冷たい声でそう言われて、思わず視線を廊下の床に落とす。
「どんだけ待ったと思ってんだよっ、勝手に帰るとか信じられねえぞ」
ああ、そういえば勝手に帰った。
琥太郎先輩との会話を聞いてしまった私。
「だって……」
「だってじゃねえよっ! しかも何でお前と月夜さんが昨日デートしてんだ? マジで意味わかんねえ」
「あれは……」


