レタスのシャキシャキ感が目に見えてわかるサンドイッチ。



食べたいからね。



「美味しいっ! 咲良先輩すごいですね」



感心するのは、奈美ちゃんだけではない。



もちろん私も、レタスの新鮮な触感を楽しむ。



ああ、いるのね。



こんな女の人もいるのね。



そしておにぎりを頂くことにした琥太郎先輩が、勢いよくかぶり付いたときポロっと落ちるご飯粒。



すかさずウエットティッシュを鞄から出す咲良先輩。



「紅茶飲む? 紙コップあるから」



とかなんとか言って、ステンレス製の水筒から注がれるのは温かい紅茶。