その日は、メーデー。
新入社員の私は、大事な書類を本町にある某会社に届ける使命を受けた。
初めて訪問する会社。 初めて一人でタクシーに乗る。
鳥取から都会に憧れて来た私。
なのに会社は、田舎っぽい大東市にあった。
ガクッ!
そこからビジネス街の本町へ。
初めての事でドキドキの私に、初老の運転手さんは、色々話しかけてくれた。
細い道をグルグル探して、ようやく目当ての会社が見つかった。
無事、書類を届けた。
たった、それだけの事だけど責任が果たせてホットした。
喜びで一杯になった。一気に緊張が解けた。
彼は、そんな私を察して「良かったですね。」ってにっこり微笑んでくれた。
あー、いい運転手さんでよかった。
都会は、恐い運転手さんもいるかも知れない。
無事、会社に到着。
別れ際、運転手さんは、「困ったことがあったら、いつでも電話して下さいね。」って名刺をくれた。
「はい! ありがとうございます。」
深々と頭を下げた。
赤の他人にそこまで言って下さって。
「都会には、恐い人が多いから気をつけなさい。 誰でも信用してはいけないよ。」って母から教えられていた。
でも、この人は心から心配してくれている。 いい人だと思った。
あったかい気持ちで会社に戻ると、先輩方が、「ご苦労さん!」って口々に声をかけて下さった。
大いにテレた。
新入社員の私は、大事な書類を本町にある某会社に届ける使命を受けた。
初めて訪問する会社。 初めて一人でタクシーに乗る。
鳥取から都会に憧れて来た私。
なのに会社は、田舎っぽい大東市にあった。
ガクッ!
そこからビジネス街の本町へ。
初めての事でドキドキの私に、初老の運転手さんは、色々話しかけてくれた。
細い道をグルグル探して、ようやく目当ての会社が見つかった。
無事、書類を届けた。
たった、それだけの事だけど責任が果たせてホットした。
喜びで一杯になった。一気に緊張が解けた。
彼は、そんな私を察して「良かったですね。」ってにっこり微笑んでくれた。
あー、いい運転手さんでよかった。
都会は、恐い運転手さんもいるかも知れない。
無事、会社に到着。
別れ際、運転手さんは、「困ったことがあったら、いつでも電話して下さいね。」って名刺をくれた。
「はい! ありがとうございます。」
深々と頭を下げた。
赤の他人にそこまで言って下さって。
「都会には、恐い人が多いから気をつけなさい。 誰でも信用してはいけないよ。」って母から教えられていた。
でも、この人は心から心配してくれている。 いい人だと思った。
あったかい気持ちで会社に戻ると、先輩方が、「ご苦労さん!」って口々に声をかけて下さった。
大いにテレた。