雪の降る寒い日だった。
私は玄関を入った所の子供部屋で勉強をしていた。
オートバイの音。
あっ、親戚の学(まなぶ)ちゃんだ。
母と喋っている声が聞こえる。
まなぶちゃんが子供部屋の戸を開けて覗いた。
ニカッと人懐っこい笑顔。
前後にどんな会話をしたのか全く覚えていない。
ただ、「さすが、受験生!ストーブが燃焼しているだって。燃えているじゃないんだ」
と母に話している声が…
冬になると自然に
こころのドアを開けてやって来る。
あの日の
2、3日後に
彼の訃報を聞いた。
私は中学3年。
彼は大学生だった。
山が好きで…
雪山に消えちゃったのかな?
私は玄関を入った所の子供部屋で勉強をしていた。
オートバイの音。
あっ、親戚の学(まなぶ)ちゃんだ。
母と喋っている声が聞こえる。
まなぶちゃんが子供部屋の戸を開けて覗いた。
ニカッと人懐っこい笑顔。
前後にどんな会話をしたのか全く覚えていない。
ただ、「さすが、受験生!ストーブが燃焼しているだって。燃えているじゃないんだ」
と母に話している声が…
冬になると自然に
こころのドアを開けてやって来る。
あの日の
2、3日後に
彼の訃報を聞いた。
私は中学3年。
彼は大学生だった。
山が好きで…
雪山に消えちゃったのかな?