翌日、私は今日初めて朝飛くんと登校している。
「おはよう♪」
「お~」
私はいつもとは全然違う、明るい挨拶ができた。
「今日は何かノリいいね」
「そうかな? ・・・何か、朝飛くんといつと明るくなれる気がする」
「まぢ? そりゃあ嬉しいでござんす♪」
本当だよ。 朝飛くんは私にとって特別な男の子だもん。
「何かあったらすぐ俺に相談しろよ? いとつ言っとくけど、俺は、お前と出会ったことに後悔なんてしてねぇから。 むしろ、出会えて嬉しかったからな」
「うん。 朝飛くんも何かあったら言ってね」

朝飛くんの優しさが何よりも嬉しいよ。



昼休み。
「玲~ ちょっといい?」
私は4人組の女子に呼び出された。
「あんたさぁ、最近朝飛と仲良いよね」
「あ・・・えっと・・・・」
「いや、別にいいのよ。 たださ、何であんたなんかが朝飛と一緒に登下校してるわけ!? 信じらんないんだけどっ!! あたしらだって登下校したくてうずうずしてんのにっ」
それは朝飛くんが誘ってきたから・・・なんて言えなかった。
「朝飛くんは、私にとって1人だけの大切な友達だから・・・」
こう答えるのが精一杯だった。
「ふぅ~ん? ま、朝飛とあんたは釣り合わないから無理だと思うけどね~」
「・・・え?」
「あんたさ、朝飛のこと好きなんでしょ? あたしらには関係ないけど」

私が・・・朝飛くんのこと・・・好き?
好きなの?
いやいや、違うよね・・・?
でも、はっきりと”違う”なんて言えない。
何でなんだろう・・・。


「玲~ 帰るぞっ」
私は朝飛くんに呼ばれて教室をあとにした。

「なぁ・・・お前にとって俺ってどんな存在?」
いきなりの質問。
「私にとって朝飛くんは・・・大切な友達・・・いや、特別な友達・・・かな」
「やっぱ友達止まりかぁ・・・」
「え?」
「何か悔しい。 ねぇ、俺って、お前の恋愛対象になってない?」
恋愛対象・・・?
それってまさか・・・。
「朝飛くんは私の理想そのものだよ?」
「だったら・・・俺と付き合ってみない?」
「え・・・」

今・・・何が起こったの?
もしかして私・・・告白されてる?