「俺の手作りケーキ」 聖矢が少し照れているように見える。 「おっ、聖矢うまく出来てるじゃん」と、横から耀太が飛び出してくる。 「光、どう?」美優の言葉にみんな私を見てくる。 「ご、ごめん。嬉しすぎてどうしたらいいかわからない」涙が出そうだった。 私のために作ってくれたことが嬉しくてたまらなかった。 「ありがとっ」 私は少し泣いてしまった。 「おいおい、泣くなよ」そう言いながら頭を撫でる聖矢。