「彼女以外に興味がないんでね」 松井はぶっきらぼうに言った。 「あなたが朝美さん以外に興味がなくても周りの女性は違うんじゃない?特に葵さんなんかは」 「冗談でしょう。あいつは俺に何の感情も持っていませんよ。まして彼女はまだ15歳ですよ」 そう言って、松井は笑った。 「あなたと出逢ったときの朝美さんも同じ年頃だったわ」