止まったのは喫茶店。

アイスコーヒー飲んで一息。
「ねぇここどこ?」
と聞くと
「寝てたから分かんないよね」
とまたプッと笑う。
「神奈川あたりかなぁ?」
えっそんなに走ってたの?とびっくり。2時間くらいだ。
私ったらほとんど寝てた?
ひょえ〜それはまずい!!


そこでハッと気づく。

今までにも女の子乗せて走ってたんだなぁ…

ちょっと胸がもやもやする。ムカつく…

そこでハッと気づく。

これは焼きもち?ジェラシーってやつ?
恋愛音痴で誰にも執着なかった私がジェラシーを!

その時おでこを軽くトントンと叩かれる。
「食べないの?」
「へっ」
知らぬ間に注文したサンドイッチが置かれていた。
「食べる〜」
裕二はナポリタン。
ガブガブ食べてる。
よく食べるなぁ…と感心していたら自然と口に出た。
「色んな女の子とドライブしてたの?」
裕二の手が止まった。
「いいじゃん、昔のことなんて」
ぶっすりと不機嫌になってしまってナポリタンを食べないで煙草を吸い始める。

焦る綾香。

どうしよう…地雷踏んだ?普通聞かないのかな?

ああっ!!私のバカバカ〜!
どうしよう…