わいわいとしていたが彼女達が帰ったらしーんとする。

綾香はクスクス笑う。

「中学生パワーて凄いね」


「あれに毎日翻弄されてんだぜ?ほめて」

裕二の頭を撫でながら

「よしよし」

とする。


裕二がその手を持つ。

「?」

綾香がなんだろう?と思っていると綾香の手にキスをする。


「ゆゆゆ裕二君!?」


真っ赤になってると


「綾香からかうくらいしかない程暇」

と笑う。



綾香は手を放す。

「もう!!」


骨折してる足を叩こうとする。


裕二が慌てる。

「待て待て!ごめんなさい」

「またやったら折ってやる!」
「綾香はマジでやりそう…」「やるわよ!!」
鼻息荒く言う。

「そういえば明後日退院するの?」
「あ、そうそう。もー暇だし退院する」

入院てそんなものかな?と入院経験の無い綾香は納得する。

「お仕事は?」
「んー多分行く」
「そっかぁ、あの中に飛び込んでいくのね。裕ちゃん先生」
クスクス笑う。
「あいつら絶対足叩くな…」裕二が足を見る。
「また入院しないでね。」
「もーもう入院なんてごめんだよ〜」

ため息と共にがっくりする裕二を見て、本当に暇嫌いなんだな。と観察してみた。

「何黙って」
「ん?ううん」
と笑って誤魔化した。