「裕二君?」
救急車の中で綾香は裕二の手を握る。
「何か…気が…」
裕二は目を閉じる。
救急隊員は酸素マスクをつける。
運転手に叫ぶ。
「出血が酷い!!早く病院に!」
「裕二君!!」綾香は半泣きになる。
しばらくして病院につく。
ストレッチャーで運ばれる。
「ここでお待ちください」
と看護婦さんに言われる。
救急室では手当てが開始されていた。
「患者の血液型調べて」
「はい」
「骨折だな。いくぞ、せーの!」
ずれてしまった骨を治す。
かなりな痛みのはずなのに気を失っているままだ。
「先生大変です!!」
看護婦さんが慌てて帰ってくる。
その様子に綾香も気付く。
「あの、何か…」
「あなた、血液型は?」
慌てて聞く。
「B型ですけど」
それを聞いた看護婦さんは行こうとするが綾香が引き留める。
「どうしたんですかっ?」
「血が足りないんです!」
言い放って救急室に戻る。
「そんな…」
呆然とする綾香。
一方救急室では医師が聞く。
「どうした?血液は!」
「それがこの人RH−AB型なんです!」
「ストックがあっただろう!!」
「それが…今−ABの患者の手術をしてて全部そちらに…」
医師の手が止まる。
裕二の足からはドクドクと血が流れている。
救急車の中で綾香は裕二の手を握る。
「何か…気が…」
裕二は目を閉じる。
救急隊員は酸素マスクをつける。
運転手に叫ぶ。
「出血が酷い!!早く病院に!」
「裕二君!!」綾香は半泣きになる。
しばらくして病院につく。
ストレッチャーで運ばれる。
「ここでお待ちください」
と看護婦さんに言われる。
救急室では手当てが開始されていた。
「患者の血液型調べて」
「はい」
「骨折だな。いくぞ、せーの!」
ずれてしまった骨を治す。
かなりな痛みのはずなのに気を失っているままだ。
「先生大変です!!」
看護婦さんが慌てて帰ってくる。
その様子に綾香も気付く。
「あの、何か…」
「あなた、血液型は?」
慌てて聞く。
「B型ですけど」
それを聞いた看護婦さんは行こうとするが綾香が引き留める。
「どうしたんですかっ?」
「血が足りないんです!」
言い放って救急室に戻る。
「そんな…」
呆然とする綾香。
一方救急室では医師が聞く。
「どうした?血液は!」
「それがこの人RH−AB型なんです!」
「ストックがあっただろう!!」
「それが…今−ABの患者の手術をしてて全部そちらに…」
医師の手が止まる。
裕二の足からはドクドクと血が流れている。

