先生は旦那様


信号待ちで先生があたしの顔を見つめた。


『ななに?』


そんなに見つめないでよ。


『亜依菜は自分のこと可愛いと思わないのか?』


信号が変わり運転しだした。


『可愛いいわけないじゃん。もっと鼻が高くなって…。』


『俺は可愛いいと思うよ。』


やだ…そんなこと言われたら照れるじゃん。


また顔が熱い。


もう話題かえなきゃ。


『………。』


もう恥ずかしくて話題が見つからない。