俺が向かったのはパンダのぬいぐるみを渡した玲未花の家。
『あらっ先生こんな時間にどうしたんですか?』
『夜分にすみません。ちょっと玲未花さんとお話があるので。』
お母さんに挨拶をして玲未花の部屋で二人で話すことにした。
『先生どうしたのですか?』
『これ渡したのお前だよな?』
『そうだけど?もしかして焼きもち?』
『ふざけんなよ。お前がやってることは犯罪たぞ。』
とぼけた顔をして俺を見る玲未花の前で俺はパンダの顔を切った。
そう、パンダの目元に隠された小型カメラ。
『これって盗撮だろ。お前そこまでして水瀬を見たかったのか。』
目の前にカメラを出されて動揺したのか体が小刻みに震えた。
『違うの、これは…。 』
証拠のカメラが目の前にあるのにまだ知らば切る気か?
『これは…。』
玲未花が言いにくそうに重い口を開いた。
『このぬいぐるみは海が…。』
海がってどういうことだよ?



