「えぇーーー!!」
あたしは叫びに近い声を出した。
いとこーー!?
この二人が!?
あ、まぁ世界は広い。
なんて、馬鹿みたいなことを考えてて・・・
「美樹・・優ってうけるな」
翔って人は机をバンバン叩いて笑ってる・・・。
「え?あたしなんか言った?」
「ぶっ!!」
「優って天然だね」
美樹まで笑う!!!
どうやらこの方たちは笑いの壺が浅い・・・。
「みんな壺浅いよ」
「浅くないしー」
「ちょ、マジ腹いてぇー」
いや・・マジ浅いっすよ。
どこでどうおもしろかったのか・・?
「あ!美樹」
「ん?」
笑いながら返事をしてる。
「メアド交換しよ」
「あ、うんいいよ」
あたしと美樹が交換してると・・
「俺も」
そういってブラックのケータイを出した。
「あ、うん!」
高校では2人のメアドゲット!
あれから、いろいろとあった。
担任紹介。
クラスの自己紹介。
あと、部活説明。
入学式なんだからそんな一度に説明しなくても
いいよってくらい説明された。
あたしは部活なんて入る気ないから関係ない。
やっと、11時半頃に話が終わって解放された。
「先生話し長いー」
「だよね!てか、優は部活入る?」
解放されてすぐに美樹と話した。
「入らないよ」
「だよね!!」
「うん。だって青春の汗とか流したくないし」
「青春の汗とか・・!何それーー」
また美樹はゲラゲラ笑いだした。
「なんでそんなに浅いの」
「これが普通!みんなに言ったら絶対笑うから!」
美樹はいろいろな子に話始めた。
もちろん翔って人にも。
みんな・・・
「『何それーーーーー!!』」
って言われたり、
「『え?バカじゃん!!』」
とか入学早々クラスであたしはバカ呼ばわり。