「今夜の宴会。誘ってあげなさいよ。どうせ父上もいないからみんなで騒げるでしょう?」 「え!ちょっ……」 愛之助が慌てた。 「二人で仲良く…ね?愛之助もお嫁もらったほうがいいよ。ね。犬君?」 「まあな…でも俺のほうが歳上だが…」 「犬君は大丈夫。用紙鍛練。犬君にも文いっぱいあるわよ。階下にいって貰えば?」 「いや…俺は」 「ちゃんと読んであげなさいよ!」