加代ちゃんに抱きつかれた


「あたし祐と結婚する」


「えっ!?」


いきなりどーした!?


「ゴールした後、プロポーズされちゃったんだ。」


だからこんなにも幸せそうなんだぁ。


親友のことだからあたしも


自分のことのように嬉しい


でもなるべく目の前の


光景を見ないように


してたんだ、、、、。


見たくないじゃんっ


若くんが女の子と喋っているところなんて



それに腕まで組んじゃってさ


「最悪、、、。」


そう小さくつぶやいた。


「加代ちゃん、鞄中から携帯出してくれない?」


「はいはーい」