―――― 「お嬢様、僕に何かお話でもあるんですか?」 「へ!?あ、あの留学してた国って…」 「イギリスですよ」 「イギリスかぁ。私小さい時しか行ったことないなぁ…」 って! 私はこんな事を聞くために葵君を部屋に連れてきた訳ではない。 「他には、また自己紹介した方がいいですか?」 あ〜どうしよう… はっきり聞いた方がいいかな… 「なかったら僕そろそろ戻り…」 「っ葵君!なんか無理してない?」 「……え?」