普通だったら 触れる、という言葉でどんな行為かわかるだろう。 「それってどういう意味?」 お嬢様は何も知らないのだろうか? やめてくれ。 そんな濡れた瞳で俺を見ないでくれ… 俺を惑わさないでくれ… 「こういう事ですよ」 俺はにこりと微笑み、お嬢様を軽く引き寄せる。 「っん」 そしてとびきり甘いキスをその唇に落とした。 …知らないぜ? お嬢様が俺を誘惑したんだから。 この行為を境に、俺はどんどん歯止めが効かなくなっていく… だがそれはまた後の話……。