銀の野獣

〔大地・正樹SIDE 〕


大地と 正樹は 月の言葉に すぐさま陸を追いかけるよう 教室を出た。



(それにしても…さっき月ちゃんが“仲間なんでしょ?”って言ったとき、俺でも 固まってしまうほどの 無表情だった。 どうしてかは分からないけど… )




「正樹、陸が行くとしたら屋上だ。 屋上行くぞ。」




「あっあぁ…」




月の事を考えていた正樹は 少しどもり気味に答えたが、 そんなことに大地が 気付くはずもなく、 正樹の腕を掴み 階段を駆け上がる。





バンッ




屋上の扉を勢いよく開けた。