あたしは昼放課に呼び出された。
呼び出したのはひとつ上の先輩。

「好きなんだけど」

男は言った。
あたしに向けられた言葉なのは間違いない。
けどあたしはよく意味がわからない。

「・・・はい?」

とぼけた返事をすると、
その男は、

「ねぇ、好きな奴いないの?」

あたしに聞く。
あんたに関係ない話じゃないの?
いきなり聞かれて少し腹が立った。

「あんたになんの関係があるの?……好きな人いないけど」

一応答えた。
自分って優しいなぁ……なんてね。
……で、答えて何があるんだ?

「ねぇ、付き合ってよ!」

「……は?どこへ?」

別にあんたとどこにも行きたくない。
一緒にいる気なんてない。

「え?意味分かってないの?」

……は?

「付き合えってゆーのは“LOVE”の方!」

……。

……?!

「え?!なんであたしと!」

「だって前から好きだったんだもん♪」

え?え?え?!
えーー!?

あたしの事が?!

「じゃぁ、OKでいい?」

「はぁ?!!」

ちょッ……
この状況……どうすれば!

そんなあたしの高校生ライフをお送りします★