気がつくと、先生の部屋のベットだった。

 「大丈夫か? 」

 「先生!!」

先生に抱きつくと、暖かくていい香りがした。


 「さっきの男だが・・・。」

 「・・・・・・・。」

 「すまない。 またゆっくり話そう。」

 「店長ですよね。」

しっかりと確信しているわたしの声に先生は頷いた。

認めたくなかった事実。
知りたくなかった現実。


いっきに血の気が引いていく。

 「本当にすまない。」

先生はわたしを力いっぱい抱きしめるとひたすら謝り続けた。

先生が悪いわけではないのに。
先生のせいじゃないのに・・・。


でも、どうして店長が??