1通目
おかえり。
2通目
おいしそうだね。
3通目
寂しいよ。

4通目・・・・
5通目・・・

それは、ずっとわたしを見ていたとしか思えない内容で。


そして、今またメールが届く。

家に入れてよ。



 「キャー!!」

いっきに鳥肌がたって、震えが止まらない。

たったひと言のそのメール。

でも、その言葉は異様で普通じゃない。


誰から送られてきているのかもわからない。


携帯を握りしめて、助けを求めようとするけど・・・。
浮かんでくるのは先生で・・・。


 「先生助けて!!!!!」

その言葉を告げるのがやっとで、震える片隅で玄関のカギが開く音が聞こえた。