そう、これが華やかなこの世界に足を踏み入れた第一歩。

わたしは、その日から夜の蝶になった。

20歳と嘘をついて・・・。

体験入店という形で。

そして、この世界の華やかさ、夜を知らないこのネオンの中に身を落としていった。


ここにいるかぎり、住む所にも食べて行く事にも困らない。

こうして、夜の蝶瑠璃が生まれた。