deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係 ~わたしは生徒で、彼は先生で~

 
 「先生?」

沈黙を破ったのはわたしの方。

コーヒーを口に運ぶ手を止めたのは先生。



 「何だ・・・。」

先生は優しくほほえむ。

その瞳は、わたしの全てを受け入れてくれそうなそんな気がしたんだ。

わたしは、コーヒーをひとくち口に運び、喉を潤すと深呼吸をする。

 「先生?・・・・」

わたしは、話し始めた。

それは、わたしが生まれたころにさかのぼる。