俺は、何を考えているんだろう。
こんな夜中に、自分の生徒を・・・。

でも、放りだすことが出来なかったんだ。

俺の体に、深海の震えが伝わってきて。


普通なら、家に送り届けて別れていただろう。

深海だったから。

きっと俺は同情したんだろう。


俺の腕の中で震える君に。

君の生い立ちに。