「先生、このままドライブなんてムリですか?」 「バカ言うな。明日も学校だろう。教師が生徒をこんな夜遅く連れまわせるか!!」 「ですよね・・・。」 一度は、車を降りるつもりでドアに手をかけたんだ。 でも、長い闇が待ってるって思うと身体が敏感に反応して身体が震えだしたんだ。 わたしは、自分の身体を抱きしめた。 「どうした?深海!!」 先生の声に答える余裕なんてなくて・・・。 わたしは、先生に寄り添ってすがったんだ。