店長がわたしを呼びに来る。 「瑠璃ちゃん、さきほどのお客様のご指名です。」 わたしは先生の顔を確認する。 先生は、無言で顔を左右に振る。 その厳しい視線はもう、わたしは瑠璃にはなれない事を意味している。 キラキラと輝くこの空間で舞う蝶には。 「さっき話して、わかってもらったんじゃなかったのか?」 先生が店長に詰め寄る。 「それが・・・。」 「彼女は、お相手できませんってお話ししたんですが、一度は納得されたんですが、お酒を召し上がってから、また指名を。」 「わかった。」